CASE

人材育成(金属プレス金型研修/生産管理研修)

人材育成教育

2018.10.05

三幸プロダクツ株式会社

業種:金属プレス製造業

所在地:大阪府東大阪市

設立:1986年5月

資本金:1,000万円

1.支援内容:人材育成

 1)金属プレス金型研修

 2)生産管理研修

2.開催日2018年1月~2018年8月(7ヶ月間)

従来の課題

2016年4月に前身である大西工業株式会社より事業承継し三幸プロダクツ株式会社が設立された。しかし、大西工業時代に培われたプレス製品製造の設計および製造の技術・ノウハウの移行スピードよりも受注の伸びるスピードがはるかに速く、技術・管理体制の確立を進めることができていなかった。

支援に至った経緯

「ものづくり補助金」での申請支援をきっかけに上記課題が浮彫りとなり、課題解決にはプレス製品製造の設計および製造の技術・ノウハウの吸収をスムーズにする人的技術・管理基盤を確立する必要があると判断。当社で検討の結果、①プレス金型における技術の向上と標準化②生産管理における標準化のための支援を行うことになった。

支援内容

まず、プレス金型に特化した専門家による研修として、営業・調達・経理・量産プレス・金型製造・金型保全等を講義により行い、各部門で有する技術知識の格差是正を行った。主な講義内容は「プレス工程設計」「金型構造と金型設計」「金型製作での機械加工全般・使い分け」「切削加工概論」「2・3次元CAD/CAM」である。

また、専門家による生産管理研修として、基礎教育、改善ツール教育、クレーム対応教育、業務記録教育、管理体制教育等を講義により行った。主な講義内容は「生産計画・統制手法」「QC的問題解決法」「工数・能力計画」「5S活動」「作業改善手順」である。

成果と今後の展望

各部門の人員が一堂に集まり受講する部門横断的な技術講義の取り組みは有効的な対策といえる。今回の研修により各部門が同じ水準の技術知識を習得する機会を得た。

また、生産活動の基本となるQ(品質)、C(価格)、D(納期)の最適化を図るための生産管理研修は、技術の底上げを的確に生産活動へと繋げるためには非常に効果的であった。

今後、技術レベルの向上とともに標準化、管理体制の強化により生産性が確保され、新規受注が可能な体制実現が期待できる。

当社担当者のコメント

三幸プロダクツ株式会社様はシーリング材容器やソルモールド用容器等の補強金具を製造している。中でも代表的な製造物は、世界的に有名な大手アイスクリーム会社の輸送用容器補強金具である。現在、海外からの要望も出てきており、生産性向上の実現は待ったなしの状況といえる。講義による研修は製造現場の状況に落とし込むのに時間がかかるため、即大きな効果が出るものではないが、技術・管理能力を高次元で標準化するためには効果的である。危機感と熱意を持って参加されていた従業員の方々を目の当たりにし、必ず体制構築が実現できると確信した。

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